Q.税理士/公認会計士をされる前は看護師をされていたのですか?
A.はい。看護師として病院・介護施設・在宅事業等で通算4年ほど勤務していました。採血や点滴をしたり、食事介助や内服介助などいわゆる一般的な看護師と同じ業務をしていました。
Q.看護師からなぜ税理士・会計士業界に転身しようと考えたのですか?
A.私は看護師業務が好きで仕事も楽しくしていました。ただ、あるとき知人が介護事業を経営不振から閉鎖したという話を聞きました。そのとき初めて志があっても経営がうまくいかなければ成り立たないという現実を目の当たりにしました。そのとき、なんとかそういった方の力になりたいと考えました。
そのときちょうど簿記を勉強する機会にも恵まれ、勢いのまま税務面・経営面などトータル的に経営者の夢の実現を支えることができる職業として公認会計士・税理士を志しました。
Q.公認会計士試験合格後から独立開業までの経歴を教えてください
A.私はもともと公認会計士の会計・経営・税務の専門知識を生かして医療・福祉業界へ貢献したいと考えていました。そこで私は医療・福祉系に特化した税務会計およびコンサルティング部門が充実した税理士法人にて税務顧問・経営顧問・経営コンサルティング業務を多数経験しました。事業計画・法人決算・個人確定申告業務なども数え切れないほどやりました。
また、監査法人における法定監査業務、コンサルティングファームにおける企業価値評価等の実務経験を経て独立開業しました。
Q.他の医療・福祉特化の会計事務所との違いはなんですか
A.やはり看護師としての経験は非常に大きいと思います。これは経営者側のメリットとして2点あると考えます。一点目は、医療・福祉の専門用語を交えて経営の話ができる点です。おそらく、医療・福祉を専門的に学んだ税理士はほとんどいないと思います。
この強みを生かし、診療科ごとや介護事業ごとの特徴や動向、報酬改定までを踏まえたきめ細かいアドバイスを行っています。
二点目は看護師の経験を通じた職業意識です。私はお客さまへの説明と同意をはじめとしたコミュニケーション全般をとても重視しています。看護師時代は症状の説明や薬の副作用の説明等、患者さんとのコミュニケーションがいかに重要であるかを学びました。また、相手の話に丁寧に耳を傾けることの重要性も理解しています。
この経験を生かして、決算の数値や節税対策などひとつひとつの数字や対策などをわかりやすい言葉で、反応を確認しながら、納得していただけるまで丁寧に説明できることは他の会計事務所との大きな違いであると考えます。